第一回発表予定の大澤です。一応僕の担当は短いのでテクストにそったレジュメだけだとすぐに終わると思うので、脱線を予定しています。岩波版第一巻は過去に何度か読んだことがあるのですが、その際参考にしていたのは柄谷行人の『マルクス その可能性の中心』(講談社学芸文庫)でした。今回、新たな問題意識があるわけではないので、柄谷の文脈での発表になると思います。一応、発表までに僕が読もうと思っている、あるいは参考にしようと思っている文献挙げておきます。

 柄谷行人トランスクリティーク』(岩波書店

 ルイ・アルチュセール資本論を読む』(合同出版)

           『マルクスのために」(平凡社ライブラリー

 宇野弘蔵資本論入門』(講談社学芸文庫)

 あと小林秀雄なんかも使うと思います。岩田君なんかもそうだろうけど、今までの「マルクス主義」関係は全く使わないし、無視するつもりです。

『資本論』第一巻目次

いはたです。
わかりにくいかも知れないけど、以下が岩波文庫版『資本論』第一巻の目次です。
一応、これからの予定を組むための参考にしていただければ。
一章づつやってったら週一ペースでやっと終わる感じです。
そこは考えていかないと。


Karl Heinrich Marx, Das Kapital
〈contents〉
第一巻 資本の生産過程
 第一篇 商品と貨幣 188 第一分冊…全241p.
  第一章 商品 85
  第二章 交換過程 16
  第三章 貨幣または商品流通 87
 第二篇 貨幣の資本への転化 53
_ 第四章 貨幣の資本への転化 53
 第三篇 絶対的剰余価値の生産 224 第二分冊…全528p.
  第五章 労働過程と価値増殖過程 35
  第六章 不変資本と可変資本 19
  第七章 剰余価値率 30
  第八章 労働日 124
  第九章 剰余価値の率と剰余価値の量 16
 第四篇 相対的剰余価値の生産 304
  第一〇章 相対的剰余価値の概念 16
  第一一章 協業 23
  第一二章 分業と工場手工業 53
_ 第一三章 機械装置と大工業 212
 第五篇 絶対的剰余価値と相対的剰余価値の生産 40 第三分冊…全425p.
  第一四章 絶対的剰余価値と相対的剰余価値 17
  第一五章 労働力の価格と剰余価値との量的変動 17
  第一六章 剰余価値率の種々の表式 6
 第六篇 労働賃金 50
  第一七章 労働力の価値または価格の労働賃金への転化 13
  第一八章 時間賃金 13
  第一九章 出来高賃金 15
  第二〇章 労働賃金の国民的差異 9
 第七篇 資本の蓄積過程 335
  第二一章 単純再生産 21
  第二二章 剰余価値の資本への転化 55
  第二三章 資本主義的蓄積の一般的法則 161
  第二四章 いわゆる本源的蓄積 79
_ 第二五章 近代植民理論 16


数字は、各章のページ数です。
各篇のページ数は、それが含む各章のページ数の大体の合計になります。
各分冊の全ページ数は、僕達が読む部分の合計です。
ちなみに、アンダーバーで区切られているところが、各分冊毎の終わりに当たります。


あとBBSのURLを書いておきます。

http://6308.teacup.com/marxist/bbs

ブログ開設

hajimen2005-04-08

読書会用のブログ作りました。とりあえず最初なんで非常にシンプルなものにしてみたんですがどうでしょう?あとでみんなにIDとパスワード教えるんで、ログインして、何に関してでもいいんで文章を投稿たり、デザインをいじってみたりして下さい。どんどん更新していくことが、このブログをより良いものに変えていくきっかけとなる事と思います。ということで、マルクスということもあってか、無意識の内に硬い文章を書いてしまう私でありますが、何とか「資本論」読みきりたいと思います。この読書会、みんなで刺激的なものにしていきましょう。よろしく。 
                     小柳 元